再考新約Z ぼくはやっぱりエマさんがええんです
機動戦士Zガンダムの劇場版公開から10年経ったということで、見直してみた。もう10年なのかと思うと、なんだか刻の涙が出そうだ。
色々と語る点はあるのだが、まずシナリオが難解だったというのが今でもわかる。
Zの見所はというと、軍という組織の腐敗が招いた内戦、そのドロドロした戦争に巻き込まれた少年の成長(崩壊)、そして御大の女性に対するコンプレックス、シャープで洗練されたメカ。こんなところか。
今回見て思ったのは、女性の男性に対する求め方であろうか。レコア・ロンドとエマ・シーンの対比が上手に描かれている。簡単に言うとエマは自分からの指摘によって導いていく女性で、レコアは気配りができる男性を求めているということである。
その結果、レコアは寝返り、エマに仕留められてしまうという制作側の怨念?がでちゃったんじゃないの?って結末になる。
まぁ最後はどっちも死んじゃって思念体になったんだけどね。